障がいのある方と暗号通貨(知的障がい編)

平成29年11月22日作成

あくまでもこの記事は、障がい者支援の現場で働いている僕が目にしてきた事例をもとに作成しています。前提条件として「一例である」ことを念頭に置いてから読んでいただけると幸いです。

知的障がいがある方の生活(例)

ここからは「障がいのあるかた」ではなく「利用者さん」というあくまでも支援員からの目線になりますがあまりお気になさらずお願いします。

この話を始める前に・・・
まずは普段はどういった生活をしているのか?
から解説していきたいと思います!!

普段の生活

知的障がいの方は普段どういった生活をしているのか?解説していきます。

知的障がいがあるといっても「程度」によって生活が異なります。

1.就職できる人

2.就労移行支援を利用する人

3.就労系の事業所を利用する人

就労移行支援はhttps://works.litalico.jp/syuro_shien/about/
LITALICOのホームページに解説が載ってます
就労系の事業所はhttp://www.s-agata.com/category10/
就労継続支援ドットコムに解説が載ってます

日中は様々なところで「働いています」

そこで
自立度の比較的高い人は「一人暮らし」or「実家」
自立度が比較的低い人は「グループホーム」or「実家」

で生活されています。

基本的に生活スタイルは僕たちと同じ感じです(個人的な見解では少しきっかりしている生活スタイルです。)

知的障がいの方と決済

ここからはグループホームを利用されている方の生活スタイルを記載していきます。

日常の決済

日常で利用者の方がお金を使用する場面は

1.ジュースやたばこなどの嗜好品

2.ごはん(一人暮らしの方)

です。

お小遣いのように1000円程度を渡して1週間自由に使ってもらっています。

非日常の決済

1000円以上のものになると「保護者・後見人」や「生活支援員」などの許可が必要です。
なぜかは制限行為能力者で検索してください。クリックすると制限行為能力者について解説しているサイトに飛びます。

これは法的に1000円以上と決まっているわけではなく、当事者や家族の同意を得てお小遣い制度をとられています。

例えばPS4を購入したいとなった場合、まずは保護者や後見人や生活支援員の許可を取ります。

とまあこんな感じでお金を使っています。

結構手間です。(いやまじで)

そしてこれはすべて店舗決済や自動販売機での決済であり、ネット決済は一切ありません。(自立度がかなり高い方や支援員がネットショッピングに対するリテラシーが高い職員に支援してもらえる利用者はこの限りではありません)

暗号通貨との可能性

先ほどの決済の流れを簡潔に言うと、『信用できる第3者の承認』が必要となります。

そこで「nemのマルチシグ」という機能が有効に働きます。

*マルチシグの機能については「nem マルチシグ」で検索してもらうと非常に勉強になるサイトがたくさん出てきますので検索してみてください。

利用者さんのお金をそもそも保護者や後見人や生活支援員で共通管理していたので、暗号通貨決済になるとそのままマルチシグの機能を移行するだけでできます。

これで現実的に暗号通貨決済が広まっていくと利用者さんにとってなにができるのか?というと・・・

『ネットでの買い物ができる』

これに尽きます。

そもそも知的障がいのある方は自立度の高い方でもネットに対する制限は結構あります。
原因としては支援員や保護者がネットに多するリテラシーがなかったり様々な原因はあります。
僕たちがAmazonでウォーキングデッドを楽しんだり、zozotownで洋服を選んだり、ネットスーパーで今日の夕飯を選んだり、そういった現代の当たり前が利用者さんに対して提供できることにより、

「一人暮らしのハードル」がぐっと下がります。

例として

例えば、先ほどのps4の話になると。

通常だと

1.買いたいと思う
2.店頭予約をする
3.保護者、後見人や生活支援員に許可をとる
4.店頭にて購入

というような流れになります。
基本的に店頭予約は本人だけでできますが、場所が遠かったり、外出にガイドヘルパーが必要な場合はさらにその手続きも上乗せされます。
(本当に面倒)

で予約したはいいものそれで購入できるわけではありません。『許可』をとる必要があります。(これは保護者や支援員の価値観で却下されるケースも珍しくありません)

実際にこの前ドラゴンクエスト11を購入された利用者さんはソフトの購入でガイドヘルパーを1回利用されています。(ガイドヘルパーには利用制限があります)LITALICO参照

これが暗号通貨決済が可能な世界だと、

1.店頭もしくはネットでps4を見つける。
2.購入手続き
3.マルチシグの連署アカウントの承認後決済
4.お買い上げ~~

となるわけです。店頭でもほぼその場で決済できます。(連署アカウントが承認すれば)

これは利用者本人にとってもいいことですし、生活支援員にとってもいいことです。

(※僕が現在勤めているグループホームでは生活支援員の業務に金銭の管理が含まれています)

お互いお金をなくしたりすると問題になります。なので暗号通貨を持つことによってたとえ決済のデバイスをなくしたとしてもすぐに復元できる暗号通貨は「金銭の管理」の面でも非常に役に立つこと間違いなしだと僕は考えてます!!

現時点(2017年11月23日)でのまとめ

知的障がいの方が暗号通貨nemでマルチシグ機能を使用すると

1.決済までにかかる時間が格段に短くなる

2.ネットショッピングができる

3.金銭の管理が格段に楽になる(利用者さん・支援員双方にメリット)

があげられると思います!!

また僕もさらに勉強していくともっとこんなことに使えるのでは?などアイデアも出てくると思います!!

その時はその都度更新・修正していきたいと思います!!皆さんよろしくお願いします!!

松本一将

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